青池保子の「エロイカより愛をこめて」のおかげで、日本の女性であれば誰しもジミー・ペイジはケチだと思っている。カシオの電卓をいつも持っている自分が少女マンガに出ていると知ったら、ジミー・ペイジはどう思うんだろう?
ジミー・ペイジはほとんどギターを処分しない。いまハードロックカフェにあるダブルネックのギブソンSGなどは、チャリティーオークションで出されたもので、ヤードバーズ時代からのテレキャスターからほとんどすべて手元にあるらしい。しかも本数が少ない。ジミー・ペイジは最近引っ越したらしく、ギターは自分で運んだらしいけど、その程度しか持っていないということだ。
いままでエレキギターで最高値がついたのは、エリック・クラプトンの黒いストラトキャスター「ブラッキー (Blackie)」で95万9500ドル=約1億円だが、 ジミー・ペイジの2本のレスポール(チェリー・サンバーストの1958年製No.1と1959年製No.2)は、簡単に1億を突破するはず。なにせ、同年代の1959年製ギブソン・レスポールが日本では新大久保のHYPER GUITARSで3500万円するのである。もしかすると、ヴァイオリンのストラディバリウス(300万ドル)を超えるかも知れない。
最近になってジミー・ペイジが出演しているドキュメンタリー映画「It Might Get Loud」が公開された。が残念ながら日本では上映されていない。子供のために日本語字幕のDVDを待っていたけど発売されないようだから輸入版買うかな。