2013年1月28日月曜日

ヘレン・ハント「いとしい人」

相変わらずラブコメばかり見ているのだけど、ヘレン・ハントが自ら主演・監督、そしてベット・ミドラーが共演の「いとしい人」は数年後にまた観たくなる映画だなあ、きっと。

昔、冒険小説とかスパイ小説を選ぶ際は内藤陳とか開高健の書評を頼りにしていたのだけど、開高健が「再読するのが本当の作品」みたいなこと言ってて、その通りだと思った。ラブコメも同じだと思うよ。

2013年1月7日月曜日

リー・チャイルド著「キリング・フロアー」

電車で読む小説を探してブックオフの文庫棚を見ていたら、「キリングフロアー」の背表紙が目に入りました。ブルースファンならおなじみ、ハウリン・ウルフの曲のタイトルなので、手に取ってみました。 

パラパラとページをめくってみると、やはり彼の曲からタイトルをつけた小説でした。元軍人が主人公のハードボイルドなんですが、事件の場所がブルース奏者のブラインド・ブレイクが死んだジョージア州マーグレイブです。これは面白そうと思ってその場でシリーズ数冊を買いました。作者のリー・チャイルドはよっぽどのブルース好きなんでしょう。留置場の中でキーをGからEフラットに下げて歌う描写などもあります。

ここまでは普通のお買物なんですが、今年になってトム・クルーズ主演映画「アウトロー」の新作ニュースを見て驚きました。このシリーズの映画化なんですね。ミッション・インポッシブル並みに面白いとのことで、シリーズ化も検討されているようです。 

ちなみに、レッド・ツェッペリンの「レモンソング」も「キリングフロアー」が元になっています。自分なりにあちこちの点と線がつながってうれしいです。