2014年12月9日火曜日

めずらしく新作映画3本続けて観た

東宝のシネマイレージのポイントやイオンシネマの月曜日割引などが重なり、めずらしく新作ばかり「インターステラー」「エクスペンダブルズ3」「ヒューリー」を観ました。
なかでもクリストファー・ノーラン監督「インターステラー」は面白い。サンドラ・ブロックの「ゼログラヴィティ」はCG臭くてあまり楽しめなかったので、マシューマコノヒーとアン・ハサウェイ目的で行ったのですが、二人の演技よりも画面の出来が良かった。TOHO渋谷で観ましたが、せめて日本橋のTCXスクリーンで観なかったのが悔やまれる。できればIMAXで観たかったです。

2014年11月25日火曜日

川崎市民ミュージアムの笠原和夫特集

11月は川崎市民ミュージアムで脚本家笠原和夫の特集上映をやっています。私も「緋牡丹博徒 鉄火場列伝」と「大日本帝国」をスクリーンで観たのですが、脚本のチカラで役者も熱演、カメラもよく撮れてどのシーンも見逃せません。普段は洋画中心に観ていますが、もっと日本映画をさかのぼりたいと思いました。

2014年7月22日火曜日

永作博美のすごさ

先日、テオ・アンゲロプロス監督の「エレニの帰郷」を観たら、あまりの重さにしばらく映画を見る気がしませんでした。昨年、東映岡田社長肝いりで、新宿バルト9で同監督の特集上映をやっていたのですが、行っていたら本当にダウンしたかも。

で、私としてはめずらしく新作の邦画をチョイスしたのが「四十九日のレシピ」。本当は二階堂ふみ目当てだったのですが、永作博美のすごさに圧倒されました。

何がスゴイって、中学生のような童顔なのに40代なんですよ。映画館のスクリーンでクローズアップで観ても若い。

アコムのギター弾く姿も、とても40代には見えないというか、能年玲奈と対バンしてもおかしくないです。

実は翌日、木村大作監督の「春を背負って」も観たのですが、蒼井優よりも若く見える永作博美にリピしそうです。

2014年1月29日水曜日

慕情

1980年代はじめ、香港にハマっていたことがありまして、今でも私の実印は香港で彫ったものだったりします。マンダリンホテルでスーツを仕立てたことも。

食べたり飲んだりする以外には、九龍半島側の深水埗には生きたヘビ問屋街と電脳街があって、その当時はAppleIIの海賊版ソフトを買いにホテルから地下鉄で行っていました。

最初に香港に行ったときにお世話になったのが山口文憲が監修して宝島社から出版していた黄色い表紙のガイドブック。おなじ著者の「旅の雑学ノート」あたりも読んだのですが、香港の裏道を一人でまわるようになったのはこのガイドブックのおかげです。沢木耕太郎の「深夜特急」はもっとずっと後です。

当時の香港はワンチャイにベトナム戦争の名残のような古びたキャバレーが残っており、空港の近くには九龍城があって不気味さには事欠くことはありませんでした。

山口文憲の本は映画「慕情」をすでに観たことが前提となって書かれています。第二次世界大戦が終わって数年後の香港を舞台にしたウィリアム・ホールデンとジェニファー・ジョーンズのラブストーリー。今週、六本木ヒルズで上映していたのでふらっと行ってみました。TOHOシネマのスクリーン2は横幅10メートル以上あります。

もちろん、デジタル上映となっているのですが、それでもガラガラの客席の真ん中に座って観る1955年製作の映画は格別の色合いで、当時の雰囲気もつかの間味わえて本当に良かったです。