2015年8月11日火曜日

脚本から見た朝ドラ名作ベスト3

あまり熱心ではないが、いままで見た朝ドラの中でこれは!というもの3本おススメ。
  1. 「瞳」
    脚本は鈴木聡。
    子供に「ビフテキ」と言わせた時代感覚がすばらしい。MAKIDAIも出演してのヒップホップが売り物なのに、木の実ナナの「お祭りマンボ」が中盤の盛り上がりに使われて、明治座の座長公演を彷彿とさせます。途中から台本が遅れたのか、西田敏行をはじめとするベテラン俳優のアドリブで最後乗り切りました。
  2. 「純と愛」
    脚本は遊川和彦。
    プロットが場当たり的で、すべて不幸な結末で終わります。途中で書く気がなくなったのか、話を散らかした後まとまりきれずに、夏菜による「青年の主張」で終わりました。
  3. 「まれ」
    世界一のパティシエを目指すストーリーでしたが、いま主人公は地元のマイルドヤンキーになったようです。大泉洋が仕事の掛け持ちでよく失踪します。
  4. 番外「天花」・・・だって天花ちゃんだから

朝ドラが低調だったときに、主演女優がどうのこうの言う人がいますが、基本的に主演女優は悪くありません。

脚本8割、役者2割。

オーディションで合格しても演技がいまいちなこともあるし、それも織り込み済みなはず。でないと、NHKは今後ベテランしか使わなくなってしまうでしょう、井上真央みたいに。