電車で読む小説を探してブックオフの文庫棚を見ていたら、「キリングフロアー」の背表紙が目に入りました。ブルースファンならおなじみ、ハウリン・ウルフの曲のタイトルなので、手に取ってみました。
パラパラとページをめくってみると、やはり彼の曲からタイトルをつけた小説でした。元軍人が主人公のハードボイルドなんですが、事件の場所がブルース奏者のブラインド・ブレイクが死んだジョージア州マーグレイブです。これは面白そうと思ってその場でシリーズ数冊を買いました。作者のリー・チャイルドはよっぽどのブルース好きなんでしょう。留置場の中でキーをGからEフラットに下げて歌う描写などもあります。
ここまでは普通のお買物なんですが、今年になってトム・クルーズ主演映画「アウトロー」の新作ニュースを見て驚きました。このシリーズの映画化なんですね。ミッション・インポッシブル並みに面白いとのことで、シリーズ化も検討されているようです。
ちなみに、レッド・ツェッペリンの「レモンソング」も「キリングフロアー」が元になっています。自分なりにあちこちの点と線がつながってうれしいです。