今週はロビー・ロバートソンの誕生日だった。今年に入ってから彼の新譜が出たので話題になったけれど聴いていない。ザ・バンド解散以降のロビー・ロバートソンを2枚ばかり聴いたことがあるのだけど、あんまり面白くないんですよ。
ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」は映画館じゃなくてDVDで何回か観ているのだけれども、映画として素晴らしいといつも思う。当初スコセッシは16ミリで撮るつもりだったらしいが、結果的にパナビジョンを使った映像は驚くほどきれいだ。音楽については、オーバーダビングがひどいという人もいるけれども、どんな曲でもロビー・ロバートソンのギターはしっかり弾けていて、さすがだなあと思う。
DVD「ラスト・ワルツ」には、特典として25年後のマーチン・スコセッシのインタビューが入っているのだが、このインタービューを見たあとに、映画「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」を観ると、スコセッシがまったく同じアプローチで撮っていることがわかる。ぜひ通しで観ていただきたい。