金曜日に「自分の音楽史を作るカイ」というイベントがあるので、予習をかねて今までどんな音楽を聴いてきたのか、小学生の頃から書き出してみることにしました。
といっても、小学生4年生くらいまでは自分の意志でレコードを聴くといったことは無かったと思います。雑誌「スヌーピー」が創刊され、その中で吉田拓郎「結婚しようよ」の歌詞が載っていたのが小学5年生くらい。
以前このブログにも書きましたが、小学6年生の時に東芝銀座セブンで「なぎら健壱」と「あがた森魚」のライブに行ったのが自発的に聴く始まりだと思います。
小学生の頃テレビ番組で覚えているのは、NHKヤング・ミュージック・ショーで放映されたEL&P「展覧会の絵」。キース・エマーソンがキーボードをナイフで突き刺している衝撃な映像です。あとはフジテレビ「リブ・ヤング!」で内田裕也と泉谷しげるのロックvsフォーク・バトルとか、日本テレビ「シャボン玉ホリデー」での安田伸と稲垣次郎のサックス・バトルとか。
泉谷しげるの「おー脳!!」のシングルを買ったときには、親にものすごく怒られました。性病の歌詞だから当たり前だけど、その頃は意味がわからなかったのです。
レコードだと、映画「イージーライダー」のサントラ盤を聴いていたので、ステッペン・ウルフの音は非常になじみがあります。同じサントラ盤からは版権の問題でザ・バンドの演奏ではないけれど「ザ・ウェイト」をリピートして聴いてました。その他のLPだと映画「ウッドストック」のサントラ盤とビートルズの赤盤、青盤。
その頃、自宅で聴いていたシングルレコードを探してみたのが次の写真で、コモドアーズの「マシンガン」は石丸電気に行って自分で買いました。確かバリー・ホワイトの「愛のテーマ」も同じ頃にシングルで買ったのですが、見当たりません。この6枚の中ではCSN&Yの「ウッドストック」を一番聴いています。B面はニール・ヤングの「ヘルプレス」ですから超名盤です。
中学1年生のときは同級生の影響でフォークを聴いていて、「かぐや姫LIVE」にはハマりました。ケメこと佐藤公彦のライブも見たように思うのですが、あまり思い出せません。それからほどなくカセットテープで借りた「レッド・ツェッペリンII」を聴いてから、高校2年生までどっぷりとロック漬けとなります。
最初に行った武道館は中学2年のクイーン。ちょうど「キラー・クイーン」が流行っている頃です。エアロスミスを見に行ったのが何年生だったのか思い出せませんが、エリック・クラプトンは高校1年生のときにアリーナで見ました。
その頃とみに上手くなってきた日本のロックでは山本恭司のBOWWOWと和田アキラのプリズムを武道館の前座で。高中正義は六本木ピットインと日比谷野音に行っています。あとはコスモス・ファクトリー、スペクトラム、ムーンライダーズあたりかな。日本のバンドがロックを日本語で歌うようになるのは1980年以降のことで、この頃はまだ英語の歌詞でした。
高校2年生になってから、巣鴨にある天ぷら屋さんのマスターに影響され、ぐっと趣向が変わります。高校生の時に行ったライブはクルセイダーズ(後楽園ホール)、トム・スコット(厚生年金)、ラムゼイ・ルイス(厚生年金)、ブラザーズ・ジョンソン(中野サンプラザ)、シー・ウィンド(六本木ピットイン)などなど。レコードもCTIやアリスタレーベルのものが多くなってきました。
この頃はお茶の水のレコード屋と親しくなり、外盤であれば50%割引してもらったので大量にレコードを買っていました。高校3年生の時はバイト先でポリスの「白いレガッタ」が流行っていましたね。
高校から大学生のあたりでジャズ喫茶へ行き始めます。上野「イトウ」、浅草「フラミンゴ」、新宿「DIG」、あと神保町のなんとか。その後はもっぱらジャズで、ライブで見たのは秋吉敏子(NHKホール)、アート・ブレイキー(米国)、デイブ・リーブマン(郵便貯金ホール)、ジャコ・パストリアス(武道館)、マイルス・ディビス(中野サンプラザ)あたり。当時は新宿ピットインには朝の部があり、これもよく行きました。
社会人になると、レコードも買わなくなり、音楽はBGMになってしまいました。1993年に結婚するまでCDプレーヤーすら持っていなかったくらい。行ったコンサートも、スティーブ・グロスマン(ピットイン)、ハービー・ハンコック(ブルーノート)、ミシェル・ペトルチアーニ(ブルーノート)、スティング(東京ドーム)、シカゴ(米国)、アレサ・フランクリン(米国)。あとは新日本フィルハーモニー交響楽団のファンクラブ会員として二年間リハーサルとコンサートを見てたくらいです。
2004年頃、小学4年生の長男が長期入院しました。週に3-4回は病院まで車で通っていたのですが、車中のFMラジオがあまりにもつまらなく、音楽CDを掛けはじめました。運転が眠くならないようにロックです。ここから、またロックを聴くようになります。
(続く)