2011年12月19日月曜日

Sex Pistols

最近、集中的にセックス・ピストルズを聴いたり、観たり、読んだりした。この1ヶ月間はまさに「セックス漬け」(笑)

正式にはセックス・ピストルズのアルバムは1枚しか出ていないのだけど、ブート音源は沢山あって、ブートを買わなくてもブートみたいなCDもいっぱいあって、マニア的には「いつのどこでやったギグが最高だ」となるんだけど、そこまでは追っていない。本当は追うつもりだったのだが、なんか疲れちゃうんです。

疲れる原因は「シド・ヴィシャス/ノー・ワン・イズ・イノセント」を読んだからで、ひとつだけ収穫があったのはシド・ヴィシャスの名前はピンク・フロイドのシド・バレットからも来ていることかな。この本を読むとシド・ヴィシャスはただのジャンキー。親子でヘロインを打つ話ばかりで、最後まで読むのがばかばかしいほど。だから、重松清の短編小説「シド・ヴィシャスから遠く離れて」なんかは、取り組み方が浅すぎてあんまり共感できない。あと本では「セックス・ピストルズ/インサイド・ストーリー」も読んだのだけど、これはマルコム・マクラーレンのスタッフの日記なので面白かった。

DVDは以前「NO FUTURE」を観て、とても良かったので、他に「フー・キルド・ナンシー」とか「シド・アンド・ナンシー」も借りたのだけど、ちょっとスルー。

ところで、2007年にやったライブのDVD「THERE'LL ALWAYS BE AN ENGLAND」のサウンドはなかなかいい。前回はサマソニで来日だったけど、次回来れば行くと思います。でもパンクだったら、やっぱりラモーンズがいい。ディーディー・ラモーンはちゃんとベース弾いているし。

2011年10月24日月曜日

犬のウンチとジャック・ブラック

たまたま先週見たニュースが気になって・・・
ワンちゃんのフンを拾い上げて超高速で灰にしてくれるマシーン(10/19)
3000万円かけて作った最新ロボはウンチも拾う(10/20)

このネタ元?となった映画「隣のリッチマン(Envy)」はオススメ。スプレーするだけで犬のウンチが消えてしまう。ネタはくだらないのにジャック・ブラックとベン・スティラーの共演なので、かなり面白い。


ジャック・ブラックの映画といえば「スクール・オブ・ロック」がおなじみだが、「ホリディ」でのジュード・ロウの引き立て役も良かったし、覆面のタイガー・マスクとして孤児院を救う「ナチョ・リブレ」では子役との距離感がばっちりだ。

その他にも「テネイシャスD」と「ハイ・フィデリティ」の2本は音楽ネタとしてマニアックに楽しめる。「テネイシャスD」はサントラ盤が発売されているが、このCDで聴くジャック・ブラックは歌が上手い。それくらいのキャラクターじゃないと、アメリカでは俳優になれないよね。

アメリカン・アイドルに出演したジャック・ブラック。観客が総立ち。

2011年9月8日木曜日

グレン・グールドとビル・エヴァンス

ジャケット写真を見ながらCDの演奏をいつも聴いているものの、最近になって実際に話す声と姿をDVDで確認したのがグレン・グールドとビル・エヴァンス。

グレン・グールドは1964年に演奏会をやめてしまったピアニストだが、DVD「グレン・グールド エクスタシス」を観ると、1982年に倒れるまで沢山の映像資料があることに驚く。演奏はもちろんのこと、晩年のゴールドベルクCD録音の様子もある。映像を見ていると、もはやタッチとか鍵盤とかじゃなくて前頭葉とピアノ弦の間で音が鳴っているようだ。

ビル・エヴァンスのDVD「ザ・ユニヴァーサル・マインド・オブ・ビル・エヴァンス」は1966年の制作だからビルが30代の頃。このDVDが興味深いのは、兄のハリー・エヴァンスとの対談だ。13才でプロになり20代後半でレコードを出したビル・エヴァンスは、対談の中で実兄に対し、音楽とジャズの本質的なことについて話す。同じピアニストでもピアノ教師となったハリーにとっては強いストレスになったのではと思う。


1969年のハリー・エヴァンスの演奏

2011年7月24日日曜日

J.B.Lenoir がすばらしい

ヴィム・ヴェンダース監督の「ソウル・オブ・マン」はDVDで何回か観ているのだけど、J.B.ルノアーは手元にCDもなく、あまり馴染みがなかった。先日、J.B.ルノアーのCDを見つけて携帯で聴いているのだけど、ギターも歌もいい。ルーサー・アリソンと一緒に毎日聴いている。

2011年7月7日木曜日

ロビー・ロバートソン

今週はロビー・ロバートソンの誕生日だった。今年に入ってから彼の新譜が出たので話題になったけれど聴いていない。ザ・バンド解散以降のロビー・ロバートソンを2枚ばかり聴いたことがあるのだけど、あんまり面白くないんですよ。

ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」は映画館じゃなくてDVDで何回か観ているのだけれども、映画として素晴らしいといつも思う。当初スコセッシは16ミリで撮るつもりだったらしいが、結果的にパナビジョンを使った映像は驚くほどきれいだ。音楽については、オーバーダビングがひどいという人もいるけれども、どんな曲でもロビー・ロバートソンのギターはしっかり弾けていて、さすがだなあと思う。

DVD「ラスト・ワルツ」には、特典として25年後のマーチン・スコセッシのインタビューが入っているのだが、このインタービューを見たあとに、映画「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」を観ると、スコセッシがまったく同じアプローチで撮っていることがわかる。ぜひ通しで観ていただきたい。

2011年6月9日木曜日

エレキギターの「いい音」

たまにNHK教育テレビで「スーパーピアノレッスン」というのを放送している。超一流のピアニストがプロを目指すピアニストに手ほどきをする番組なのだが、同じピアノを弾いているのに、先生と生徒でまったく音色が違うのには驚いてしまう。鍵盤のタッチだけでがらっと変わるし、ある回のレッスンでは生徒が姿勢を直されていたが、それだけで音が違っていた。

昨年、エレキギターを買ったことをブログに書いたのだが、エレキギターと他の楽器では本当にアナザーワールド。ギターやアンプの改造サイトだけでももの凄い数がある。

自分なりにエレキギターの「いい音」っていうのは、SteppenwolfだったりCCRがリファレンスなのだけど、他の人はどうなのだろう?

Desperation - Steppenwolf


Creedence Clearwater Revival - Fortunate Son

2011年6月2日木曜日

Loudnessの高崎晃

昨日、雑誌「Guitar World」本社に高崎晃が現れたらしくfacebookやtwitterで話題になっている。アメリカ人から見ると、いまだにポップスやロックのミュージシャンとしては坂本九とラウドネスしか知らないから、そういった意味でも彼は日本を代表するギタリストだと思う。

実は高崎晃を意識して聴いたのは、子供と見ていたTBSテレビ「ウルトラマンダイナ」のエンディング曲だった。影山ヒロノブが「ウルトラー♪ウルトラー♪」と歌うのだが、間奏のギターソロが凄くて、誰が演奏してるのかと思ったら高崎晃だった。同じ時期にNHK「トップランナー」でLazyが再結成して出演していて、Loudnessの高崎晃と樋口宗孝を久しぶりに見たのだった。

Lazyはアイドルでデビューしたため、Lazyの時代はギターを弾きながら両足揃えて跳んだりしている。踊って弾けるギタリストは他にいないだろう。あとはセックス・ピストルズのシド・ヴィシャが踊ったポゴダンスくらいか。

Loudnessの初期だと、ギターのチューニングがノーマルなせいか曲の雰囲気がDeep Purpleっぽい。高崎晃もだんだんチューニングは下がっていくのだが、新作ではノーマルチューニングに戻している。Children Of BodomのAlexi Laihoも同じようなチューニングだけど、よく頭と指が混乱せずに弾けるものだ。

2011年5月10日火曜日

エド山口の教え

昨年末にカウント・ベイシーを誘ってくれたジャズ好きの方から、別のライブのお誘いがあった。日本のミュージシャンで構成されたビッグバンドで、年に数回ライブで演奏しているらしい。

GWの合間にライブハウスに着いてみると、演奏は抜群で技術も高く、これぞビッグバンドの音という感じである。アレンジもかなり凝っており、プロといえども初見で演奏するのは厳しそうな曲ばかり。

2時間のライブだったが、実は・・・・・演奏中も演奏後も、めちゃめちゃ疲れたー!

メンバーに笑顔がないのだ。必死に譜面をガン見しているし、良い演奏を聴かせようとの意気込みが「力み」として伝わってくるので、頑張れば頑張るほど聴き手は疲れてしまう。それにバンマスが後ろ向きっぱなしで・・・

演奏は素晴らしいのに、とにかくステージも客席も気持ちの余裕が無かったデス

子供と一緒に見たエド山口&東京ベンチャーズのDVD 「バンドテクニック向上委員会」に素晴らしい教えがある。

「ネックを見て演奏しない」

ギターのネックをガン見しながらでなく、正面を向いて笑顔で演奏しろと言っているのだが、まさに教えの通りだと思う。音楽は正面を向いてはじめて伝わる。

2011年3月5日土曜日

だからここに来た ~全日本フォーク・ジャンボリーの記録~

今年84歳になる私の母が、先日浅草5656会館で開催された「なぎら健壱」のコンサートに行ってきたらしい。それもかなり面白かったとのこと。私は小学生の時に東芝銀座セブンでライブを見たから、40年を経て同じフォークシンガーを親子で見たことになる。

私が小学生の時に「なぎら健壱」の曲が発禁(自主規制)になった。彼は発禁騒動のあと出演したNHKのラジオで、ギターだけで「悲惨な戦い」を演奏したのだが、すごいテクニックでびっくりしたのを覚えている。

どうしても生の演奏を聴きたくなり、彼が出演するイベントに葉書で応募したら当選したのだが、そのイベントというのが田中真理の日活ロマンポルノ裁判についての報告会だった。いま考えてみるとよく親が行かせたと思う。もちろん小学生の私には報告会の内容がわかる訳もなく、田中真理のあとの「なぎら健壱」と「あがた森魚」の出番を楽しみにしていたのだ。

最近、「ウッドストック」やザ・バンドの「ラストワルツ」など70年代の映像を見直しているのだが、日本でもDVDで「だからここに来た ~全日本フォーク・ジャンボリーの記録~」がリリースされたので、さっそく借りた。残念ながら映像が8ミリだが、それでも当時の高田渡、遠藤賢司、岡林信康が映っていて感動ものだ。最近は「漫画20世紀少年」で遠藤賢司のことを知っている子供も多いので、家族で見ることも出来るだろう。

母も聴いているNHK日曜日朝のなぎら健壱の番組「あのころのフォークが聴きたい」でも、当時の様子を伺い知ることが出来る。スリーフィンガー・ピッキングの話が出る番組はもうこれだけだろう。

2011年3月1日火曜日

STEVE GROSSMAN スティーブ・グロスマン

スティーブ・グロスマンを初めて聴いたのは、ドン・アライアスのバンド「Stone Alliance」で、彼のテナーサックスの音はかなり衝撃だった。さっそくレコードを浅草のFというジャズ喫茶に持っていったのだが、Fのマスターはちょっと聴いて「あ、これはコルトレーンだね」と言ってあまりウケなかったのを覚えている。

社会人になってから、スティーブ・グロスマンが来日したので新宿ピットインに行ったら、これが酷かった。薬が切れていてまったく吹けない。客席に向かって「薬をくれ」と懇願する。楽器すら構えることが出来ない状況で、ピアノが高瀬アキ、ベースが井野信義、ドラムが日野元彦だったのだが、前半は1曲も吹かないまま終わった。
休憩時間に日野元彦が彼に酒を大量に飲ませて、さあ後半1曲目が「インプレッションズ」を吹いたのだが、これは凄かった。でも1曲でアルコールが切れてしまい、あとは吹けない。

先々週の日経土曜日夕刊ディスク・レビューでスティーブ・グロスマンの新譜が紹介されていて、びっくりした。YouTubeで25年ぶりに聴くスティーブ・グロスマン、なかなかいいじゃないですか。

2011年2月26日土曜日

映画「Tom Dowd and the Language of Music」

サイトウキネン・オーケストラの付録CDで、レコーディングの様子を収録しているのがあって、これがなかなか面白い。外国人の録音エンジニアの耳が良くて、ピッチのずれを的確に指摘する。サイトウキネンのメンバーはもちろん超一流なのだけれど、録音エンジニアも一流でないといいアルバムは出来ない。

ミキサーを多チャンネルにして、楽器別に録音することを発明したのは、アトランティック・レコードのトム・ダウドで、録音エンジニアとしてレッド・ツェッペリンやエリック・クラプトンのアルバムを世に出した彼の功績は映画「Tom Dowd and the Language of Music」ではじめて知った。

アレサ・フランクリンを聴いてはこの映画を思い出し、ロッド・スチュワートを聴いてはDVDで見直したりしている。

ちなみに多重録音については、映画「Les Paul Chasing Sound」で発明の経緯を知ることができる。

2011年2月19日土曜日

crossroads クロスロード

今年5月8日はロバート・ジョンソン(Robert Johnson)の生誕100年ということで、トリビュート・アルバムとかブルース・イベントとか、いろいろありそうで楽しみにしている。ロバート・ジョンソンを取り上げた映画というと、まずはマーチン・スコセッシ「ブルース・ムービー・プロジェクト」の作品群なのだが、それ以外だと「ベスト・キッド」のラルフ・マッチオが主演した映画「クロスロード」とコーエン兄弟制作の「オー・ブラザー」の2本だと思う。映画「クロスロード」はギターの吹き替えをライ・クーダーがやっていて、最後はスティーブ・ヴァイと壮絶なギターバトルをするのだが、このシーンはもはやブルースではなくてかなり笑える。

もう一本の「オー・ブラザー!」では、ロバート・ジョンソンが61号線と49号線のクロスロードで車に乗り込むシーンがあって、コーエン兄弟の狙いとブルース・マニアの受けが想像出来て、これも笑えてしまう。

あと、ロバート・ジョンソンの「クロースロード」は2テイク残されているのだが、これをまったく違うアレンジで弾いたエリック・クラプトンはやっぱりすごいね。

2011年2月16日水曜日

Neal Hefti と RATT

クインシー・ジョーンズのドキュメンタリー「Quincy Jones/In The Pocket」を観ると、彼がNEAL HEFTI(ニール・ヘフティ)作編曲「Li'l Darlin」のテンポについて語るシーンがある。

昨年暮れに青山ブルーノートでカウント・ベイシーを聴いたときも「Li'l Darlin」は別格に演奏されていて、やっぱり名曲だなあと再認識したのだが、このテンポで録音したカウント・ベイシーとニール・ヘフティは本当に凄いと思う。

ロックの世界だと、ヴァン・ヘイレンには微妙なテンポの曲が多くあって、かなり計算しているのだろう。「When It's Love」とか。

で、わたし的にはなんといってもRATTの「Back for More」で、このテンポでよく録音したと思うくらい、素晴らしい出来栄えの曲だ。

2011年2月14日月曜日

「40男のバージンロード」とRush

タイトルで敬遠されるかも知れないが「40男のバージンロード」はとても良く出来てる映画だ。ブライダル・メイドものの映画は面白いから意識的に観ているのだけど、男版はこれしか無いかも。

ストーリーもいいのだけれど、ロックバンド「Rush」のファンという設定なので、Rushの演奏も楽しめる。うちの高校生の子供はRushのファンなのだけれど、Rushは聴いていて飽きないバンドだ。Rushの曲の中では「Show Don't Tell」のイントロがすごくかっこいい。


2011年2月10日木曜日

バレンタインデー

もうすぐバレンタインだからDVDで観た。監督が「プリティウーマン」と同じで、ジュリア・ロバーツも出ているのだけど、個人的にはブラッドリー・クーパーがゲイの相手役で納得。

2011年1月30日日曜日

ディクシー・チックス Dixie Chicks

アメリカでものすごく売れている3人組だが、DVDで観るまでまったく興味がなかった。しかし、カントリーなのにプロデューサーがスレイヤーやメタリカと同じリック・ルービンってあるのか?アルバムにはレッチリのチャド・スミスもドラムで参加していて、カントリーってよくわからんな。

2011年1月27日木曜日

リッチー・コッツェン Richie Kotzen

携帯プレーヤーでランダムに曲を再生している際に時々「おっ!このギターすごくいい音じゃん」と思ってプレーヤーの画面を見ると、演奏しているのがリッチー・コッツェンだったりする。

イケメンでギターが巧いのはリッチー・コッツェン、ジョン・サイクス、ジョン・メイヤーなどいっぱいいるけど、リッチー・コッツェンはずば抜けてギターサウンドがいい。

実はロサンゼルスでリッチー・コッツェンとすれ違ったことがあるらしい。なぜ「らしい」というと、その頃は彼を知らなかったから。一緒に歩いていたやつが「おっ、リッチー・コッツェンだ」と言ったのだ。
サイン貰っておけばよかったな。

2011年1月20日木曜日

女性は40から

かなり昔だが週刊誌でデヴィ夫人と瀬戸内晴美(寂聴)が対談していたテーマが「女は40から」だった。40代の頃デヴィ夫人はパリに住んでいて日本から津川雅彦が通っていたらしいが、それくらい魅力がある?ということ。まだ若かった私にとっては当然40代の女性の魅力がいまいちわからなかった。

最近見たエマ・トンプソンの「新しい人生のはじめかた」を観ると、40代の女性(というか50代)の魅力が溢れていて、なかなかいい映画だった。エマ・トンプソンは「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」以来だったが、それよりももっと若くなった。

ところで、いま私が独身女性にアドバイスするとしたら、

「バンバン付き合え。バンバン捨てろ。そして引きずるな」です。ダメな男は捨てましょう。

2011年1月12日水曜日

ジミー・ペイジ ケチ伝説

青池保子の「エロイカより愛をこめて」のおかげで、日本の女性であれば誰しもジミー・ペイジはケチだと思っている。カシオの電卓をいつも持っている自分が少女マンガに出ていると知ったら、ジミー・ペイジはどう思うんだろう?

ジミー・ペイジはほとんどギターを処分しない。いまハードロックカフェにあるダブルネックのギブソンSGなどは、チャリティーオークションで出されたもので、ヤードバーズ時代からのテレキャスターからほとんどすべて手元にあるらしい。しかも本数が少ない。ジミー・ペイジは最近引っ越したらしく、ギターは自分で運んだらしいけど、その程度しか持っていないということだ。

いままでエレキギターで最高値がついたのは、エリック・クラプトンの黒いストラトキャスター「ブラッキー (Blackie)」で95万9500ドル=約1億円だが、 ジミー・ペイジの2本のレスポール(チェリー・サンバーストの1958年製No.1と1959年製No.2)は、簡単に1億を突破するはず。なにせ、同年代の1959年製ギブソン・レスポールが日本では新大久保のHYPER GUITARSで3500万円するのである。もしかすると、ヴァイオリンのストラディバリウス(300万ドル)を超えるかも知れない。

最近になってジミー・ペイジが出演しているドキュメンタリー映画「It Might Get Loud」が公開された。が残念ながら日本では上映されていない。子供のために日本語字幕のDVDを待っていたけど発売されないようだから輸入版買うかな。

2011年1月11日火曜日

ウッドストック

「ウッドストック」から連想するのは
・ウッドストック・フェスティバルと主催者のマイケル・ラング
・クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)が歌った曲
・ボブ・ディランとザ・バンドの拠点
・スヌーピーの親友の鳥
あたりになるんだけど、CSN&Yの名曲「ウッドストック」はシングルレコードが家にあって、初めて聞いたのは小学生のときだった。

その頃はフェスティバルとこの曲の関係がよくわかっておらず、CSN&Yが会場で歌ったのかと思っていたら、実はフェスティバルの様子をグラハム・ナッシュから聞いたジョニ・ミッチェルの作曲だと知ったのは、大人になってからである。

ジョニ・ミッチェルは恋多き女性で、CSN&Yのうちデヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ニール・ヤングと恋仲になっている。その後も、ドラムのジョン・ゲラン、ベースのジャコパスとも。

実はグラハム・ナッシュにファンレターを書いたことがある。90年代初頭に当時購読していたサブカル誌「Mondo2000」にグラハム・ナッシュの自宅スタジオが写真で掲載されていて、思っていたよりも機材が凄かったので、「Mondo2000」の編集部に問い合わせたらグラハム・ナッシュの自宅住所をあっさり教えてくれたのだ。

随分前の話だが、忘年会のときに、ファンレターの話を青山にあったレコード店「パイド・パイパー・ハウス」のオーナーだった岩永さんに話したら、「俺はグラハム・ナッシュの家で風呂に入った」と言われて仰天。

2011年1月10日月曜日

音楽映画2本

クレイジー・ハート
ジェフ・ブリッジス(第82回アカデミー賞主演男優賞)とマギー・ギレンホール、コリン・ファレルの3人の演技が素晴らしい

ONCE ダブリンの街角で
グレン・ハンサード(第80回アカデミー賞歌曲賞)の歌が良かった。
主人公はフォークなのだが、通りかかったシン・リジィのストリートバンドに協力を頼むシーンに笑ってしまった(シン・リジィはハードロック)。
あと「カー・テスト」のシーンが良かった。自分たちが作った音楽が同時代性かどうか、カーステレオで聴くシーンを入れたことで、より作品が良くなったと思う。

2011年1月9日日曜日

シェフ&キッチンの映画が好き

料理が出てくる映画はわりとこまめにチェックして観ている。

面白かった映画は

 ・幸せのレシピ(アメリカ)キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
 ・マーサの幸せレシピ(ドイツ)マルティナ・ゲデック
 ・ジュリー&ジュリア(アメリカ)メリル・ストリープ
 ・厨房で逢いましょう(ドイツ / スイス)ヨーゼフ・オステンドルフ
 ・ウェイトレス おいしい人生のつくりかた(アメリカ)ケリー・ラッセル
 ・リストランテの夜(アメリカ)スタンリー・トゥッチ

「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた(原題:Waitress)はケリー・ラッセルの美貌だけでなく内容が良かった。
女性のエイドリアン・シェリー監督はこの映画のあとに亡くなってしまい本当に残念だ。

「幸せのレシピ」はリメイク版のキャサリン・ゼタ=ジョーンズがセレブすぎてしまうので、オリジナルの方が面白い。

「ジュリー&ジュリア」は久しぶりにエイミー・アダムズの顔が見れて良かった。彼女は「魔法にかけられて」で見せた才能があるのに、「サンシャイン・クリーニング」以外、当たりの作品が少ないと思う。

「リストランテの夜」はコメディ映画だけど、脚本が良くて結末がいい。
舞台を見ているような作品。

一番良かったのは「厨房で逢いましょう(原題:EDEN)」カメラワークも素晴らしく天才シェフの作る料理がとっても美味しそう。

2011年1月6日木曜日

ジャコ・パストリアス A Remark You Made

一昨年まで上野に「壺屋」というジャズ喫茶があって、上野仲町通りで飲む際は帰りによく寄った。

もともと、上野には「イトウ」という有名な店があってJBL PARAGONのスピーカーでジャズを鳴らしていた。もちろん私語禁止。この店はオーナーが亡くなったあと、バブル期に店を売ってしまい、それからは向かいにある壺屋に行くようになった。壺屋だと酒も飲めるし、店もいつもガラガラだから好きなレコードを聴くことが出来た。

壺屋オーナーの林さんは変わり者だが、一度ローランド・カークをリクエストしてから、なぜかいろいろと話しかけてくれるようになった。

その店でよく聴いていたのがウェザーリポートの「8:30」。これをアナログレコードで大音量で聴くのだ。実はウェイン・ショーターがジョー・ザビヌルのキーボードの前で演奏しているのが今でも納得できないのだが、聴きたいのはジャコ・パストリアスのベース。なかでも「A Remark You Made」は好きな一曲だ。

2011年1月5日水曜日

Jennifer Aniston ジェニファー・アニストン

最近、よくジェニファー・アニストンを観るが、いつもキレイだなと思う。驚くべきは1969年生まれ。ダイアン・レインと4歳しか違わない。

「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(Marley & Me)」の時は母親役なのと髪もアップしていたのであまり色気を感じなかったが、「わすれた恋のはじめかた(Love Happens)」はヘアスタイルも元に戻して若々しい。

雑誌のセミヌードもエクササイズの賜物か→40歳でも輝き続けるジェニファー・アニストン