2013年4月30日火曜日

ラブコメのいい男とは

GWの昨日はリドリー・スコット監督の3時間長編「ロビン・フッド」を観て、その後クールダウンのために「そんな彼なら捨てちゃえば?」を適当に流していました。で、思ったんですが、最近はラブコメ用のいい男はいないのでは?と。

「そんな彼なら捨てちゃえば?」の中ではブラッドレイ・クーパーが一番カッコいいと思うんだけど、映画「バレンタインデー」の中ではゲイの役でこればまたピッタリなんですよね。いい男はゲイの法則だと、ラブコメ用の俳優が足りなくなっちゃいます。

ジャスティン・ロングは童顔すぎて、カッコいいのか疑問。「遠距離恋愛 彼女の決断」でもドリュー・バリモアと共演しているんだけど、学生みたいでラブコメ用の男としては違和感があります。

2013年4月22日月曜日

ベン・アフレックの「アルゴ」

アカデミー賞の「アルゴ」観ました。想像していたより作品の完成度も良く、最後まで緊張感がある映画でした。

ベン・アフレックと言えば、「グッド・ウィル・ハンティング」は何度も見ました。マット・デイモンとベン・アフレックで脚本を書いているせいか、二人の演技はすばらしく、リピートするに値する作品です。そんなベン・アフレックもジェニファー・アニストンと共演で使われたりして、ラブコメ路線に行くのかと思っていたら「アルゴ」。

社会人になって「カーター回顧録」を読んだり、ロス・ペローがイランから社員を救出するケン・フォレットの「鷲の翼に乗って」にハマった私としては、この映画がつまんなかったらどうしようと思っていましたが、DVD特典にあるカーター元大統領のインタビューも含めて非常に満足しました。

2013年4月14日日曜日

アン・リード主演「パッション」

ダニエル・クレイグ目当てで借りる女性が多いと思いますが、この展開って日本の女性は直視できるのかな。これ以外に出演作持ってないけどアン・リード凄い。「クレアモントホテル」をもっと生々しくした作品。同じくロンドンが舞台だし。
あと娘役のキャスリン・ブラッドショウは見たことあるんだけど作品が思い出せない。

2013年4月12日金曜日

自分の音楽史その2

「自分の音楽史を作るカイ」予習の続き

2004年頃に子供が入院して、病院までの車の中でロックを聴くようになりました。25年ぶりに向き合うロックはなかなか新鮮で、ヴァン・ヘイレンやAC/DCのCDを手にしたのもこれが初めてでした。

この頃、とても役に立ったのが、VHSテープ10巻組「History of Rock & Roll」。ワーナー・ブラザーズが製作しクインシー・ジョーンズが監修したもので、全部で10時間くらいあります。もう一つはマーティン・スコセッシ製作総指揮の「ブルース ムーヴィー・プロジェクト」。ブルース生誕100周年を記念して作られた7本の映画です。これによってデルタブルースからパンクまで、系統立ってアタマの中を整理することが出来ました。

「History of Rock & Roll」の第3巻やヴィム・ヴェンダース監督「ソウル・オブ・マン」、マイク・フィッギス監督「レッド、ホワイト & ブルース」を見ると、なぜブルースがブリティッシュ・ロックとなってアメリカに逆上陸したのか、よくわかります。エリック・クラプトンのクリームが「I'm So Glad」をカバーしたことで作曲者のスキップ・ジェイムズに印税が入り、彼の手術ができたことなどは、この時はじめて知ったのです。




2008年、子供が中学2年生となり、ラジオの影響でJ-ROCKに興味を持ち始めました。そこで子供と一緒にJ-ROCKのフェスに行ったのですが、いまどきのJ-ROCKはなぜかギターソロを弾かず、他のバンドと似たような曲も多くて、さすがに子供でも飽きてJ-ROCKは卒業してしまいました。

長男は柔道部に属していたので腹筋が割れています。試しにギターを持たせたところ、体だけはメタル系のギタリストに見えるので、ヘヴィメタルを聴かせました。アメリカでスレイヤーのTシャツを購入し、メタリカやメガデスなどのスラッシュ系からチルドレン・オブ・ボドム、アーチ・エネミーのような北欧系メロディックデスメタルまで。もちろんヘヴィメタルのレーベル「ニュークリア・ブラスト」のドキュメンタリー映画もチェック済みです。
ちなみに次男は2年程前にカナダのヘヴィメタル・バンド「アンヴィル」のドキュメンタリー映画を題材に学校の宿題レポートを提出しました。

昨年の夏、カーステレオをMP3対応機種に交換したのですが、電車とクルマでは再生する曲のリストを変えたかったので、クルマの中で再生する曲はすべてブートレグ(海賊盤)にしました。カーステだと後ろにもスピーカーがあるので臨場感も味わえます。

良し悪しは別として、ブートレグを集めることで発見したことが沢山あります。1990年代にビートルズのアンソロジー・プロジェクトが開始され、未発表音源が公式にCD6枚組となって発売されました。この公式CDではジョン・レノンの「Strawberry Fields Forever」が3テイク入っていますが、実際には30テイク近くがブートレグとして流出しているのです。
ほかにも、小学生の時にCSN&Yの「ウッドストック」を聴いていた話を書きましたが、グラハム・ナッシュからフェスティバルの様子を聞いたジョニ・ミッチェルがこの曲を書いたのは1970年のことです。先日、ジョニ・ミッチェルの1970年BBCコンサートのブートレグを聴いていたら、このエピソードを本人が話していて、びっくりして涙が出そうになりました。

直近で言えばインターネットラジオで1960年代のロックを聴くことが多く、夜はバド・パウエルを聴いています。これについてはまた別途書きたいと思います。

2013年4月11日木曜日

自分の音楽史その1

金曜日に「自分の音楽史を作るカイ」というイベントがあるので、予習をかねて今までどんな音楽を聴いてきたのか、小学生の頃から書き出してみることにしました。

といっても、小学生4年生くらいまでは自分の意志でレコードを聴くといったことは無かったと思います。雑誌「スヌーピー」が創刊され、その中で吉田拓郎「結婚しようよ」の歌詞が載っていたのが小学5年生くらい。

以前このブログにも書きましたが、小学6年生の時に東芝銀座セブンで「なぎら健壱」と「あがた森魚」のライブに行ったのが自発的に聴く始まりだと思います。

小学生の頃テレビ番組で覚えているのは、NHKヤング・ミュージック・ショーで放映されたEL&P「展覧会の絵」。キース・エマーソンがキーボードをナイフで突き刺している衝撃な映像です。あとはフジテレビ「リブ・ヤング!」で内田裕也と泉谷しげるのロックvsフォーク・バトルとか、日本テレビ「シャボン玉ホリデー」での安田伸と稲垣次郎のサックス・バトルとか。

泉谷しげるの「おー脳!!」のシングルを買ったときには、親にものすごく怒られました。性病の歌詞だから当たり前だけど、その頃は意味がわからなかったのです。

レコードだと、映画「イージーライダー」のサントラ盤を聴いていたので、ステッペン・ウルフの音は非常になじみがあります。同じサントラ盤からは版権の問題でザ・バンドの演奏ではないけれど「ザ・ウェイト」をリピートして聴いてました。その他のLPだと映画「ウッドストック」のサントラ盤とビートルズの赤盤、青盤。

その頃、自宅で聴いていたシングルレコードを探してみたのが次の写真で、コモドアーズの「マシンガン」は石丸電気に行って自分で買いました。確かバリー・ホワイトの「愛のテーマ」も同じ頃にシングルで買ったのですが、見当たりません。この6枚の中ではCSN&Yの「ウッドストック」を一番聴いています。B面はニール・ヤングの「ヘルプレス」ですから超名盤です。


中学1年生のときは同級生の影響でフォークを聴いていて、「かぐや姫LIVE」にはハマりました。ケメこと佐藤公彦のライブも見たように思うのですが、あまり思い出せません。それからほどなくカセットテープで借りた「レッド・ツェッペリンII」を聴いてから、高校2年生までどっぷりとロック漬けとなります。

最初に行った武道館は中学2年のクイーン。ちょうど「キラー・クイーン」が流行っている頃です。エアロスミスを見に行ったのが何年生だったのか思い出せませんが、エリック・クラプトンは高校1年生のときにアリーナで見ました。

その頃とみに上手くなってきた日本のロックでは山本恭司のBOWWOWと和田アキラのプリズムを武道館の前座で。高中正義は六本木ピットインと日比谷野音に行っています。あとはコスモス・ファクトリー、スペクトラム、ムーンライダーズあたりかな。日本のバンドがロックを日本語で歌うようになるのは1980年以降のことで、この頃はまだ英語の歌詞でした。

高校2年生になってから、巣鴨にある天ぷら屋さんのマスターに影響され、ぐっと趣向が変わります。高校生の時に行ったライブはクルセイダーズ(後楽園ホール)、トム・スコット(厚生年金)、ラムゼイ・ルイス(厚生年金)、ブラザーズ・ジョンソン(中野サンプラザ)、シー・ウィンド(六本木ピットイン)などなど。レコードもCTIやアリスタレーベルのものが多くなってきました。

この頃はお茶の水のレコード屋と親しくなり、外盤であれば50%割引してもらったので大量にレコードを買っていました。高校3年生の時はバイト先でポリスの「白いレガッタ」が流行っていましたね。

高校から大学生のあたりでジャズ喫茶へ行き始めます。上野「イトウ」、浅草「フラミンゴ」、新宿「DIG」、あと神保町のなんとか。その後はもっぱらジャズで、ライブで見たのは秋吉敏子(NHKホール)、アート・ブレイキー(米国)、デイブ・リーブマン(郵便貯金ホール)、ジャコ・パストリアス(武道館)、マイルス・ディビス(中野サンプラザ)あたり。当時は新宿ピットインには朝の部があり、これもよく行きました。

社会人になると、レコードも買わなくなり、音楽はBGMになってしまいました。1993年に結婚するまでCDプレーヤーすら持っていなかったくらい。行ったコンサートも、スティーブ・グロスマン(ピットイン)、ハービー・ハンコック(ブルーノート)、ミシェル・ペトルチアーニ(ブルーノート)、スティング(東京ドーム)、シカゴ(米国)、アレサ・フランクリン(米国)。あとは新日本フィルハーモニー交響楽団のファンクラブ会員として二年間リハーサルとコンサートを見てたくらいです。

2004年頃、小学4年生の長男が長期入院しました。週に3-4回は病院まで車で通っていたのですが、車中のFMラジオがあまりにもつまらなく、音楽CDを掛けはじめました。運転が眠くならないようにロックです。ここから、またロックを聴くようになります。

(続く)

2013年4月8日月曜日

スパニッシュ・アパートメント

最初少し観たところで「あれ?これはどこの監督かな」と思って確認したらフランス人でした。セドリック・クラピッシュ監督はニューヨーク大学で映画を学んでいるから、もしかするとスコセッシの授業を受けたのかも知れません。それくらい、よく撮れているし、流れもエンディングも良かったです。

続編があるので、予約しました。

2013年4月7日日曜日

恋するショコラ

B級映画っぽいけど、さすが映画の国イタリアだけあってカメラワークが素晴らしい。イタリアへの出稼ぎをしているエジプト人労働者というリアリティのあるストーリーもよく出来ているし、チョコレートが美味しそうで勉強にもなるし、ハマリます。

ちなみに主人公はジャケットのお姉ちゃんではなくて、イタリア人の男です。