2011年2月26日土曜日

映画「Tom Dowd and the Language of Music」

サイトウキネン・オーケストラの付録CDで、レコーディングの様子を収録しているのがあって、これがなかなか面白い。外国人の録音エンジニアの耳が良くて、ピッチのずれを的確に指摘する。サイトウキネンのメンバーはもちろん超一流なのだけれど、録音エンジニアも一流でないといいアルバムは出来ない。

ミキサーを多チャンネルにして、楽器別に録音することを発明したのは、アトランティック・レコードのトム・ダウドで、録音エンジニアとしてレッド・ツェッペリンやエリック・クラプトンのアルバムを世に出した彼の功績は映画「Tom Dowd and the Language of Music」ではじめて知った。

アレサ・フランクリンを聴いてはこの映画を思い出し、ロッド・スチュワートを聴いてはDVDで見直したりしている。

ちなみに多重録音については、映画「Les Paul Chasing Sound」で発明の経緯を知ることができる。

2011年2月19日土曜日

crossroads クロスロード

今年5月8日はロバート・ジョンソン(Robert Johnson)の生誕100年ということで、トリビュート・アルバムとかブルース・イベントとか、いろいろありそうで楽しみにしている。ロバート・ジョンソンを取り上げた映画というと、まずはマーチン・スコセッシ「ブルース・ムービー・プロジェクト」の作品群なのだが、それ以外だと「ベスト・キッド」のラルフ・マッチオが主演した映画「クロスロード」とコーエン兄弟制作の「オー・ブラザー」の2本だと思う。映画「クロスロード」はギターの吹き替えをライ・クーダーがやっていて、最後はスティーブ・ヴァイと壮絶なギターバトルをするのだが、このシーンはもはやブルースではなくてかなり笑える。

もう一本の「オー・ブラザー!」では、ロバート・ジョンソンが61号線と49号線のクロスロードで車に乗り込むシーンがあって、コーエン兄弟の狙いとブルース・マニアの受けが想像出来て、これも笑えてしまう。

あと、ロバート・ジョンソンの「クロースロード」は2テイク残されているのだが、これをまったく違うアレンジで弾いたエリック・クラプトンはやっぱりすごいね。

2011年2月16日水曜日

Neal Hefti と RATT

クインシー・ジョーンズのドキュメンタリー「Quincy Jones/In The Pocket」を観ると、彼がNEAL HEFTI(ニール・ヘフティ)作編曲「Li'l Darlin」のテンポについて語るシーンがある。

昨年暮れに青山ブルーノートでカウント・ベイシーを聴いたときも「Li'l Darlin」は別格に演奏されていて、やっぱり名曲だなあと再認識したのだが、このテンポで録音したカウント・ベイシーとニール・ヘフティは本当に凄いと思う。

ロックの世界だと、ヴァン・ヘイレンには微妙なテンポの曲が多くあって、かなり計算しているのだろう。「When It's Love」とか。

で、わたし的にはなんといってもRATTの「Back for More」で、このテンポでよく録音したと思うくらい、素晴らしい出来栄えの曲だ。

2011年2月14日月曜日

「40男のバージンロード」とRush

タイトルで敬遠されるかも知れないが「40男のバージンロード」はとても良く出来てる映画だ。ブライダル・メイドものの映画は面白いから意識的に観ているのだけど、男版はこれしか無いかも。

ストーリーもいいのだけれど、ロックバンド「Rush」のファンという設定なので、Rushの演奏も楽しめる。うちの高校生の子供はRushのファンなのだけれど、Rushは聴いていて飽きないバンドだ。Rushの曲の中では「Show Don't Tell」のイントロがすごくかっこいい。


2011年2月10日木曜日

バレンタインデー

もうすぐバレンタインだからDVDで観た。監督が「プリティウーマン」と同じで、ジュリア・ロバーツも出ているのだけど、個人的にはブラッドリー・クーパーがゲイの相手役で納得。