2011年5月10日火曜日

エド山口の教え

昨年末にカウント・ベイシーを誘ってくれたジャズ好きの方から、別のライブのお誘いがあった。日本のミュージシャンで構成されたビッグバンドで、年に数回ライブで演奏しているらしい。

GWの合間にライブハウスに着いてみると、演奏は抜群で技術も高く、これぞビッグバンドの音という感じである。アレンジもかなり凝っており、プロといえども初見で演奏するのは厳しそうな曲ばかり。

2時間のライブだったが、実は・・・・・演奏中も演奏後も、めちゃめちゃ疲れたー!

メンバーに笑顔がないのだ。必死に譜面をガン見しているし、良い演奏を聴かせようとの意気込みが「力み」として伝わってくるので、頑張れば頑張るほど聴き手は疲れてしまう。それにバンマスが後ろ向きっぱなしで・・・

演奏は素晴らしいのに、とにかくステージも客席も気持ちの余裕が無かったデス

子供と一緒に見たエド山口&東京ベンチャーズのDVD 「バンドテクニック向上委員会」に素晴らしい教えがある。

「ネックを見て演奏しない」

ギターのネックをガン見しながらでなく、正面を向いて笑顔で演奏しろと言っているのだが、まさに教えの通りだと思う。音楽は正面を向いてはじめて伝わる。